満員電車でお尻を触られたり、息を吹きかけられた。怖くて何もできず、ただ気持ち悪かった。

満員電車でお尻を触られたり、息を吹きかけられた。怖くて何もできず、ただ気持ち悪かった。

【性別】女性
【年齢】(痴漢された当時)
22歳
【職業】(痴漢された当時)
会社員

【住まい】(痴漢された当時)
実家に暮らしていた。
父母弟と自分の4人家族。
家から電車で1時間のところに通勤していた。
仕事はコールセンター業務。
社会人1年目で毎日忙しく、友人とはなかなか会えない状態だったが充実していた。
彼氏がいたので、休みは彼氏と会うことが多かった。





【痴漢された時の状況】
仕事終わりで、20時くらいの電車に乗っていた。
満員で、座ることはできずに立っていた。
人は密で、動くことがほどんとできない状態だった。
服装は、タートルネックセーターに足元までのロングスカート。
電車が暑く、コートをは手元に持っていた。




【具体的にされたこと】
いきなり、耳に息を吹きられ、鳥肌がたった。
足元までのロングスカートを後ろを少しずつ上にたくし上げられたので、手で押さえて抵抗した。
抵抗している手を思い切りつねられた。
思わず手を離してしまった。
それでも相手は、スカートをたくし上げようとするので、体をよじったりして何とか抵抗したが
相手の息が耳にかかり、気持ち悪くなってしまった。
だんだん怖くなってきて力が入らなくなってしまった。
相手の手がお尻をさわってきた。
スカートを後ろ半分たくし上げられた状態で、相手が股間をお尻につけてきた。
ショーツごしに、股間をこすりつけてきて、吐き気と震えしかなかった。
抵抗できなくなってしまったのを
勘違いされて、「気持ちいい?」と耳元で何度も何度もささやかれた。




【痴漢してきた人物】
見た目は若く、同年代(20代前半に見えた)男。
スーツを着ている普通の会社員。
雰囲気は特に怪しい感じはなく、至って普通といったところ。
何度か電車で見かけたことがある程度の顔見知りで
名前や住んでるところなどは全く知らない人。




【最悪で強烈な記憶】
とにかく気持ち悪くて、それから数日は怖くて電車に乗れなかった。
数日会社を休むくらい精神的に参ってしまった。
手と股間の感触が残っていて、ひたすら手を洗ったり、体を洗う時に
触れられたところが真赤になるほどこすった。
息をかけられた耳もアルコールで拭いて、皮がむける状態だった。
耳に息をかけられたことはいまだに思い出して、気持ち悪くなり
除菌シートで耳を拭くのが癖になってしまった。
電車に乗ると、また同じようなことをされるのではないかとトラウマになってしまった。
とにかく、気持ち悪かった。
本当に同じ人間としてありえないと思う。




【どう終わったか】
声も出せずにひたすら、耐えてたが、だんだん涙が止まらなくなってきて
それに気が付いた人が、加害者の手をとってくれて、声をだしてくれた。
その後、助けてくれた人、加害者と自分はすぐに電車を降りて、駅員さんに痴漢をつきだした。
加害者はやっていないと言ったが、助けてくれた人が説明して、加害者は警察に連れていかれた。




【相談と助けてくれた人】
家に帰って、母親に話をした。
電車に乗ることが怖くなってしまって、仕事をやめなきゃいけないかと思ったが
近くの心療内科医が診断書を書いてくれて、仕事を休むことができたのは本当にありがたかった。
母には「被害者なんだから悪くない。
痴漢されるような格好もしていない。
何も悪くない」

と毎日いってもらえたのが救いだった。
自分の格好がよくなかったのかと思って、自分を責めていたのもあったので。




【痴漢のその後】
警察沙汰になり、示談になり、慰謝料を払ってもらいました。
その時に間に入ってもらった弁護士によると
会社は解雇になり、他県に引っ越しをしたようです。




【現在の生活】
痴漢されてから、20年近く経ちました。
今は電車通勤する職場ではないのですが
出掛けた時に、満員電車に乗って、後ろに自分より大きな男性に立たれると
何かされるのではないかと怖くなります。
息苦しくなったり、震えたりします。
また、痴漢されたときのことを未だに夢にみることがあって、夜中に目が覚めたりします。
その時は寝汗をかいていて、一生心の傷になるのだなと思って悲しくなります。

【学んだこと】
痴漢されたときは、自分が悪いと思っていました。
格好や、痴漢されやすい何かがあったのだろうと。
ですが、痴漢行為は犯罪で、自分は被害者だと。
悪いのは痴漢する人間だということを学びました。



【当時の自分へのアドバイス】
痴漢されたのは自分のせいと思っているかもしれないけど
それは間違っている。
被害者なんだから悪くないと言ってあげたい。
怖くても、声を出して助けを求めて。
痴漢は犯罪なんだから、悪いことは何もしてない。
声が出せないなら、人の目を気にせずに座り込んで。
触ることができないような状態にすればよい。
手で抵抗すると、毛をさせらるから、カバンなどで抵抗して。
自分の身を守ってほしい。