中学生につきまとい、ありえない痴漢行為。怖くて何もできず心に負った傷と失ったもの。

中学生につきまとい、ありえない痴漢行為。怖くて何もできず心に負った傷と失ったもの。

【性別】女性
【年齢】(痴漢された当時)
12歳
【職業】(痴漢された当時)
中学生

【住まい】(痴漢された当時)
当時私は中学生になったばかりのまだ子供でした。
家族と一緒に住んでいましたが、虐待がひどく家庭環境が良くなかったため、夜中にベランダから抜け出し外へ散歩にでかけていました。
近所の公園に行ったり、近くのコンビニへ行ったりしてとくに誰に会うわけでもなく一人の時間を過ごしていました。





【痴漢された時の状況】
痴漢される直前、私はいつものように家の抜け出し近所の本屋さんに遊びに行っていました。
近所では珍しく1時頃まで営業していたお店でした。
とくに露出がある服をしているわけでもなくいたって普通の長袖に長ズボンで若く見られると補導されるのでちょっとでも大人に見えるように落ち着いた見た目をしていたつもりです。
お店にはちらほら人はいましたがお店を一歩出ると誰も外を歩いていないくらい静かで時間帯はちょうど1時過ぎだったと思います。
何か読みたい本があるわけでもなく買うわけでもなくただぼーっと店内の本のタイトルを眺めて時間をつぶしていました。




【具体的にされたこと】
本屋さんにいるときからずっと後ろを付いてくる人がいるようなそんな変な感じがしていました。
そんなに狭い店内でもないし人も多くないし気のせいじゃないとは思うけど、まぁお店の中だったら店員さんもいるし防犯カメラもあるし大丈夫と思って気にしないようにしていました。
今思えば店員さんに言って助けを求めるなり相談するなりすればよかったと思います。
閉店時間の1時になりお店を出て家に向かって歩いているとやっぱり誰かがつけてきていました。
わざと人が通らないような裏道を通ったりして確かめてみましたがずっと後ろについてくる人がいるんです。
ぐるぐる裏道を回りながらも家の前まで着きましたが、ベランダから抜け出してきているので家の鍵を持っていません。
せっかく家まできたのに入れない状態でした。
この時親に怒られるのを覚悟でインターホンを鳴らせばよかったのですが怖くてできず、家から離れ交番へ向かおうと大きな明るい道路を目指して向かいました。
あともう少しで明るい道に出るところでとうとう後ろからついてきていた人物に腕を掴まれ抱きつかれてしまいました。
怖くて大きな声も出せずにいると、男は後ろから抱きつき耳元で何かを言っていました。
頭が真っ白だった私は何を言っていたかは全くわかりませんでした。
そのまま何もできずにいると体を反対に向けられいきなりキスをされました。
しかもディープキスです。
はじめてそんなことをされたので怖くて本当になにもできませんでした。
少しすると男はキスするのを止めて「お嬢ちゃんお金欲しいやろ、おっちゃんそこに車止めてるからお金取ってくるしここでまっとき、戻ってくるから絶対に通報したらあかんで」といい大通りの方へ向かっていきました。
わたしはお金が欲しかったわけではないのですがしばらくその場から動けませんでした。




【痴漢してきた人物】
外は街灯もなく暗いところで相手のことは良く見えなかったのですが、間違いなくまったく知らない人でした。
中年で小太りのおじさん。
お世辞でもきれいとはいえない感じで、50代くらいでしょうか、胡散臭い関西弁でねっとりした気持ち悪いしゃべり方でした。




【最悪で強烈な記憶】
舌の気持ち悪い感触とか、触られた腕や足がすごく汚く思えたり、夜中に勝手に抜け出した自分のバカさとか、もどってこないおっさんに対してやっぱり嘘だった逃げられたと余計に腹が立ったり、あんな嫌な親でも言う事位聞いておけばよかったとか、
いろんな想いがぐるぐるして後悔ばかりしていました。
何よりショックでした。
大事なものを失った気がして。
あれから清潔感のない人を見ると過剰に反応してしまったり、街灯がない場所や暗い場所がいまでもその時の事を思い出してしまうので苦手です。
現場が家と目と鼻の先で毎日通るくらいの場所で、よく遊んでもいたりした場所なのですがたとえ明るくてもそこにいるだけで思い出して気持ち悪くなってしまっていました。
当時中学生でしたが、年上の友人の家に転がり込んで実家に寄り付かなくなりました。




【どう終わったか】
先ほどの内容とも重複しますが、ねちっこくべたべたとされたので行為はすぐには終わりませんでした。
何度もキスをされましたし、服の上からですが胸や腕足もしつこく触られました。
加害者には適当に嘘をつかれて逃げられました。
私は親に怒られるのが怖くてこの出来事はいまでも言えていませんし、もちろん警察へも届けてはいません。




【相談と助けてくれた人】
その当時学校の先生は信用できず、内容が内容だけに友達にも相談することはできませんでした。
もしこの時頼れる人がいたら頼りたかったのですが、中学生になったばかりで担任の先生とはそんなに打ち解けてはいないし、小学校の先生は別の学校に赴任していなかったしで誰も頼れる人がいませんでした。




【痴漢のその後】
現場から逃げたあとその人がどうなったかは全くわかりません。
回覧板や交番のニュースにも同じような事件はのっていなかったので、少なくとも私の家の近所では捕まっていないんだと思います。




【現在の生活】
あれから20年以上経ちました。
その事件以来夜中にひとりで向けだすのはやめました。
その代わり家の近所には寄り付かなくなり、自分と似たような友達を作って夜の時間を過ごすようになりました。
いまでも行為自体に気持ち悪さや苦手意識はあります。
ただ、当時何か大事なものを失った気がしてからいけないほうにふっきれてしまい、今でいうパパ活をしていました。
自分に価値があるなら値打ちがあるうちに現金化して少しでも傷を癒そうと思っていました。
その後ホステスになってとことん自分を商品として売り込みキリがいいところでやめました。
どんなにがんばってもその時の大事なものは戻ってこないなと思ったからです。
今は夫も子供もいて、普通の暮らしをしています。
夫とはほとんどキスをしないちょっとかわった関係です。
子供が娘なのでまだ小さいにも関わらず異常に過保護です。
自分のような目に合わない為に防犯面などできることは全てやって、しあわせに暮らせるよう日々気にかけて生活をしています。

【学んだこと】
夜中に一人で暗い場所い行くことは危険だということ。
違和感を感じたらすぐに行動をおこすこと。
迷わずに人を頼ること。



【当時の自分へのアドバイス】
小さいうちは親の言う事を聞くべきだと言いたいです。
怒られてもいいから親を信じて頼ったほうがいい。
きっと愛されていないことはないはずだから素直に助けてと一言言えばよかった。
本当のことを話しておけば傷も深くならなかったかもしれないよと言いたいです。